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環境系 研究室の紹介

都市環境工学研究室

水環境は,水質・水量・生物・底質・水辺・景観など多様な要素から構成されており,それら水環境の全体が保全される必要がある。そのためには,水環境や水循環を俯瞰した統合的流域水管理の手法を構築しなければならない。また,水環境を保全し,水循環を再生するためには,下水処理場と云った地域水施設の果たす役割が重要になってくる。さらに,水環境を直接的に浄化することも必要になる場合がある。都市環境工学研究室では,環境浄化・生態系保全・総合水管理・廃水処理といった各種の技術・システムを用いて水環境を総合的に保全することに取り組んでいる。

担当教員
主な研究テーマ
  • 賦活化した竹炭・木炭や汚泥溶融スラグを用いたセシウム除去
  • 下水再生水の学内外における利活用
  • 食物網を活用した富栄養湖沼におけるアオコ対策
  • 水生動物や懸濁物質の脂肪酸組成を指標とした生態系解析手法の開発

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資源循環・廃棄物工学研究室

持続可能な社会・循環型社会の実現に学術面から貢献することを目指し,廃棄物の循環資源化および環境安全性、経済性の高い廃棄物処理処分技術の開発に関する研究を行っています。実社会に適用できる研究成果を追求し,産官学の連携による研究を基本としています。また,巨大地震や豪雨などの大規模自然災害が多発している現状を踏まえ,被災地の早期復旧・復興のために,大量に発生する災害廃棄物を迅速かつ円滑に処理する災害廃棄物処理システムの開発に関する研究を行っています。さらに,近年のアジア圏における経済発展とそれに伴う深刻な環境破壊は,我が国の環境にも看過できない影響を与えつつあります。そこで,アジア圏特有の環境・状況を踏まえた廃棄物の適正処理および循環資源化技術の開発に関する研究を海外の政府、大学と国際的に協力しながら行っています。

担当教員
主な研究テーマ
  • 持続型社会に貢献する廃棄物の循環資源化技術の開発
  • 廃棄物の環境安全かつ経済的な処理・処分技術の開発
  • アジア圏の多様な環境に応じた資源循環・廃棄物処理技術の開発
  • 頻発する自然災害に対応する災害廃棄物処理システムの開発

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水圏環境工学研究室

健全な水循環系の視点から,私たちの生活や環境に必要不可欠な研究を実施している。急激な都市化が進展すれば,地域の微気象,表流水および地下水の水循環系メカニズムが影響を受け,周辺水域での水環境や生態系も影響を受ける。自然に恵まれた地域の水循環や水環境を,どのようにして人為的な影響から保全するかは,水利用の視点のみならず地域一帯の重要な課題である。これらの課題に対して,地下水環境分野(地下水涵養・流動モデル,地下水汚染・地下水水質,地下水と海水との相互作用)の解明に取り組んでいる。また,水資源の確保及び水防災に関連した気象工学的研究(地球規模の気候変動,地域の異常気象,人工降雨)も行っている。

担当教員
主な研究テーマ
  • 地下水中のヒ素汚染の動態解明
  • 地域水循環系の健全化に関する研究
  • 将来の水資源確保を目指した気象制御(人工降雨)に関する研究
  • 重災害を引き起こす豪雨の発生環境の診断に関する研究

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