持続的で豊かな国土や都市を構築するための技術を学ぶ

土木工学は、私たちが安全・安心で豊かな暮らしを営むために必要となる国土の基盤(都市、道路、河川、海岸、山林など)を整備・保全するための幅広い学問です。頻発する災害に対する防災技術、人工的な都市と自然や生態系との調和を目指すグリーンインフラ、ビッグデータを使った次世代型の交通サービス、耐久的な構造物を構築するための新素材の開発なども土木工学の分野です。

土木技術は人類の歴史とともに発展してきました。道路、橋、上下水道、鉄道、港などによって現代の社会は成り立っています。世界ではいま、環境・社会・経済の問題が山積しています。土木工学は、伝統的な技術を継承・発展させるとともに、最先端の技術(AI、自動運転、5Gなど)を取り入れながら、50年後、100年後、その先の未来を見据えた持続的で豊かな国土や都市を構築していきます。

変化の激しい世の中で、さまざまな技術やアイディアを結びつけ、国内・国外を問わず、それぞれの地域で市民の暮らしを豊かにできる土木技術者(Civil engineer)が必要とされています。土木工学科・土木工学専攻(設置申請中)では、卒業・修了後に第一線でCivil engineerとして活躍できるよう、専門知識だけでなく、マネジメント力、コミュニケーション能力、リーダーシップ、倫理観を養成します。

Photo: AdobeStock 220888973