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地盤系 研究室の紹介

地盤工学研究室

地盤工学研究室では,ヒトと地盤との関係を探求し,人々と地球の共生を考えるためのひとつの学問である地盤工学に関する研究を行っている。構造物の「基礎」を作るための力学や工学とともに,地盤防災(地震・豪雨・洪水等)や地盤環境(産業副産物の有効利用等)に関する課題に取り組んでいる。 プロジェクト研究として,モンゴル科学アカデミーとの共同調査による自立支援型砂漠化防止技術,気候変動に伴う九州・沖縄の地盤災害とその適応策,および多様な地域資源を活用した持続可能な地盤環境改善技術に関する研究などを行っている。

担当教員
主な研究テーマ
  • 持続可能な砂漠化への対処に向けた地盤工学的アプローチ
  • 砂漠化防止技術および土地劣化改善システムの開発研究
  • 地盤材料の力学と飽和・不飽和地盤の健全性評価
  • 土地の高度利用のための地盤安定化に関する研究

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地圏環境システム工学研究室

本研究室では,「地圏」,いわゆるひとの生活の場である地表(地面)から地下までの空間を対象とした環境問題に関する研究を行っており,望ましい地圏環境創出のための新しい体系の確立を目指して,地圏の開発・利用のあり方,さらには,これらが自然環境,社会環境に及ぼす影響を総合的に評価して,環境と調和した開発,建設技術のあり方について研究を行っています。これには,これまで当研究室で培われた地盤・岩盤工学の技術,さらには,最新の情報技術である地理情報システム(GIS)を積極的に活用した研究を行っています。そのため,研究の対象となる領域は幅広く,地盤工学,地質学,水工学,河川工学,計画学,農学,生態学,経済学,情報学などの知識,技術も取り込んだ研究を官民と協力しながら,研究に取り組んでいます。具体的な研究の領域としては「地圏環境」,「地下開発」,「災害の予測・防災」「維持管理」「国土保全」を大きな柱として研究を行っています。

担当教員
主な研究テーマ
  • CO2地中貯留のための岩石の透過・貯留特性の研究
  • 山地河川における土砂流出に関する研究
  • GISを用いた道路構造物の維持管理手法の研究
  • 情報を活用した地域防災に関する研究

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防災地盤工学研究室

日本やアジア諸国は自然災害が発生しやすい地域に位置し,毎年多くの人命・財産が被害を受けています。特に最近では想定外の自然災害が頻発しており,地域社会に経済的・精神的な損害を与えています。本研究室は,地震・豪雨などによる地盤の大変形 (土砂崩れ・斜面崩壊) 等の解析・予測技術の開発,地盤災害発生地の現地調査及び模型実験による自然災害発生メカニズムの解明,予測及び対策手法を研究し,自然災害による被害の低減と防止に努め,災害に強い,安全・安心の社会の構築を目指しています。

担当教員
主な研究テーマ
  • 粘り強い構造を有する耐津波防波堤に関する研究/li>
  • 地盤災害における数値シミュレーション技術に関する研究
  • 土砂災害ハザードマップ・リスクマップの作成および適用に関する研究
  • 重度に劣化した鋼構造物に対する蘇生技術の開発
  • 地震・ゲリラ豪雨に耐えられる地盤補強技術の開発

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防災地盤工学研究室(グローバル地盤災害環境適応学グループ)

私たちの研究室では、現地調査や試験、模型実験やそのシミュレーション、自然材料や廃棄物の要素実験、および物性試験、ドローンやIoT、人工知能(AI)を使った防災システムの向上などに取り組んでいます。地盤工学的な防災対策を通じて、現在起こっている、あるいはこれから先起こり得る災害への体制を整備することを研究の目的としています。

担当教員
主な研究テーマ
  • 産業廃棄物(破砕タイヤ、鋼スラグ)のリサイクル
  • 杭を用いた斜面安定化の研究
  • 発展途上国に対する安価な地盤災害防止工法
  • 防波堤、擁壁や岸壁における対震、および対津波工法
  • 降雨と地震により発生した土砂災害の対策

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